2008.10.01カンボジア便り
短期専門家 山田幸代
2008年9月1日、カンボジアに到着しました。
こちらでは、「カンボジア地雷対策センター」という国の機関で仕事をしています。ご存知のとおり、カンボジアは長い間、内戦のあった国。国土には未処理の地雷や不発弾がまだたくさん残っています。地雷や不発弾の除去作業を、国の中心となって進めているのが地雷対策センターです。センターの職員は2400 人くらい。その9割は地雷除去の現場作業員です。私はもちろん現場作業ではなく、首都プノンペンにある本部で情報管理チームのスタッフ(3名)と一緒に仕事をしています。
勤務先の地雷対策センター。立派な建物でビックリ!
勤務先の地雷対策センター。立派な建物でビックリ!
この『地雷対策センター』というところ、途上国とは思えないくらい組織がしっかりしています。情報処理に関しても、私が今まで行ったところは“コンピュータ化の前に、紙ベースでの情報管理をしっかりやりましょう!”と言いたくなるところがほとんどだったのに、ここは違います。機材や人材など、あらゆる情報をきっちりと管理しています。仕事の性格上、軍出身の職員も多いので、規律がしっかりしているのかなとも思います。まあ、私の方は、こんなしっかりした組織のどこから手をつけてよいのやらと、まだ悩んでいるところではありますが…。さて、仕事の話はこれくらいにして、カンボジアの印象などお伝えしたいと思います。
一緒に仕事をする情報管理チームのスタッフ。私にはなぜか課長席が用意されていました。
一緒に仕事をする情報管理チームのスタッフ。私にはなぜか課長席が用意されていました。
1.プノンペンは小さい!
私が東南アジアで知っているのはインドネシアとタイだけですが、それらの国に比べると、プノンペンは首都なのにとっても小さな街です。市の中心部は歩いて回れるし、現在建設中のところを除けば、高い建物もありません(せいぜい7〜8階)。
2.でも東南アジア、それなりにモノはある
でも東南アジア。スーパーに行くと、それなりに何でも手に入ります。シャンプーやリンスが選べるくらい種類があるというのは嬉しいですね。
3.物価はちょっと高いかも…
食品(特に野菜)はすごく安いのですが、他のものは全般的にちょっと高めのような気がします。他の東南アジアの国に比べると、工場がまだあまりなく、自国生産より輸入モノが多いので、微妙に高いのかもしれません。
プノンペンで一番大きなショッピングセンター(でも7階建て)の屋上からの眺め
プノンペンで一番大きなショッピングセンター(でも7階建て)の屋上からの眺め
4.ビールは安くて種類がいっぱい!
スーパーに行くと”買ってください!”と言わんがばかりに色々な種類のビールが並べられています。ビール好きの私は、せっかくなのでと、毎日せっせと飲んでいます。
なんでこんなに種類があるのだろう?とよく見たら、カンボジア製だけでなく、タイやベトナム、ラオスなどのビールも普通に(カンボジア製とほぼ同じ値段で)売られていました。1本0.4〜0.7ドルくらいです。アサヒはカンボジアに工場を持っているので、スーパードライも0.6ドルです。でも、カンボジア製のスーパードライはものすごく不味い! キリンは工場を持っていないはずなのに、一番絞りでも1.2ドル。エビスでも1.3ドルです。ラベルは全部日本語で、どう見ても日本製なのに、この値段はすごく不思議です。
5.食事はおいしい!
やっぱり東南アジア。食事はまったく抵抗がありません。
主食は米で、それにスープ(だいたい酸っぱい)と、豚肉or牛肉と野菜の炒め物、または揚げ魚といったところでしょう。タイ料理ほど辛くはないです。基本的においしいのですが、スープにも炒め物にもパイナップルが入っているのには、まだ抵抗を感じます。鶏肉よりは牛・豚料理の方が多くて、そして、魚もたくさん食べるのが意外でした。カンボジアの真ん中に大きな湖(トレサップ湖)があり、ここでたくさんの魚が取れるそうです。
9連休を利用して早速アンコールワットに行ってきました。
9連休を利用して早速アンコールワットに行ってきました。
6.祭日が多過ぎ!
私が今まで行った国の中で、祭日が一番多いところです。数えたら、1年に25日もありました。しかも、日曜だけでなく土曜に祭日が当たったときも、月曜が振替休日になります。
9月下旬は、日本で言うお盆休みがありました。全国的には5連休(土〜水)だったのですが、地雷対策センターは作業員の仕事の都合上、木・金まで休みとなり、なんと!土曜から翌日曜までの9連休でした。長過ぎです! 11月にも再び9連休があります。休みは嬉しいですが、多過ぎるのも考えものですね。
休日のプノンペンの街並み。平日の交通量はこの10倍はあります。
休日のプノンペンの街並み。平日の交通量はこの10倍はあります。
以上、徒然なるままにお伝えしたカンボジア便りでした。他の東南アジアの国々と同様、カンボジアも現在激しく経済発展しています。私の大好きなビールも、着任してたったの1ヶ月半でもう値上がりしました。今回の任期は来年3月中旬まで。帰国する頃には、カンボジアに対する印象も違ったものになっているかもしれません。


