現地リポート

2010.02.19自然環境に恵まれたベリーズ

国名 : ベリーズ 中小企業支援専門家 西垣直哉

「ベリーズの地理」

さてベリーズといってすぐにおわかりになる方は少ないであろう。ベリーズは、以前は英国領ホンジュラスとして知られ、カリビアンの中心で中央アメリカの東海岸に位置している。北はメキシコ国境に面し、西と南にはグアテマラ、東側はカリビア海に面している。

自然に近い状態のままです

ベリーズ国の大きさは約23,000平方キロ(日本の四国の面積よりも500平方キロ程度広い)。ベリーズの北部半分は雑木林や密集したチーク、マホガニーなどの硬材からなる熱帯林が一面に生える平坦でやせた土地である。沿岸地域は陸でも海でもなく、浅瀬と沼地からなっている。国の中心部は大きな草原からなる砂地の土壌が広がる。ベリーズシティの南西部は山の多い地域である。ベリーズの南部は年間降雨量が多く、シダ、ヤシ、つる植物そして熱帯の広葉樹が広がる豊かな熱帯雨林を形成している。

落ちつた佇まいの住宅、でもカリビアンミュージックが

「自然災害とベリーズ」

このように南西部を除き平坦な土地が続くために、ハリケーンによってその影響を受け、過去に何度も大きな洪水の被害にあっているが、2007年のそれは同国に大変大きな損害を及ぼした。
1970年には沿岸に面する旧首都ベリーズシティから車で1時間あまり内陸部に入ったベルモパンに首都を移転したほどである。また国名の由来はマヤ語で『泥水』を意味する言葉から来ているとされるのも昔からこうした自然災害に苦しんできたことを忘れてはならないという思いがあるのかもしれない。

龍馬もびっくり、この先はジャマイカか

「多民族国家のベリーズ」

人口は2008年に32万人である。
民族の構成はメスティゾ(Spanish-Indian)48.7%、クレオール(African-European)24.9%、マヤ
10.6%、ガリフナ(Caribs)6.1%、その他(English, Mennonite(Germany), Arabs, Chinese and so on)9.7%である。

代表的輸出製品ホットペッパーソースの数々

人種間の調和と宗教的な寛容さからベリーズでは多くの異なる人種的要素は見事に混在、まとまっている。そしてベリーズ人は友好的な人々としての評価が広く行き渡っている。スペイン語やクレオール語、ガリフナ語そしてマヤ語が全国で広く話されているが、英語が公式の言語である。宗教は主にキリスト教で、ローマカトリックとプロテスタントの両方がある。

国産品です(上段:木製おもちゃ、下段:柑橘系の洗浄剤)

「自然の恵みが豊かなベリーズ」

主要な産業は農業と観光業である。農作物は砂糖、バナナがあり、またグレープフルーツやレモン、オレンジといったかんきつ類のフルーツが取れる。こうした農作物は輸出外貨を獲得する上で、また雇用の受け皿として重要な産業となっている。その一方で観光業も重要な産業である。

最北端の町コロザル(メキシコ国境まであとわずか)

海の幸と山の幸に大変恵まれた国であり、海は美しい海とさんご礁群に恵まれ『カリブ海の宝石』と呼ばれている。一方で、山派には600以上の伝説のマヤ遺跡や熱帯雨林やそこに生息する動植物を楽しむことが出来る。

通勤用のMY BIKE

観光客の90%はアメリカ人といわれているが、アメリカが非常に近いからである。フィリップ・ゴードン国際空港はマイアミ、ニューオリンズ、ヒューストンから2時間あまりである。しかし、金融危機以降こうした観光客が減少しているために、今後はアジアにも目を向けていきたいと関係者は話している。

石油が出たんですよ(真ん中の煙あたり)

ベリーズの観光シーズンは乾季の時期と一致するといわれるが、12月から2月にかけてが、最も人気の高い時期である。ハリケーンシーズンは一年を通じて最も旅行客が少ない時期で、9月から11月にあたるが、この時期にベリーズを訪れる旅行者は最もよいサービスを受けられるかも。一度訪れてみては。